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三ねね・・・というよりは三→ねね?
嗚呼、貴女はそうやっていつでも・・・
うちひしがれる己が主から視線を逸らせば、いつだって彼の傍にいる筈の人は、まるで気配を感じさせぬままに、離れた場所で彼を見ていた。
いつもはうるさいほどに、忍とは思えぬほどの存在感で傍にいるその人は、今に限っては皮肉なほどにそのことを思い出させる。
それは本当にわずかなことだったと思ったのに、三成の視線に気がついて顔を向ける。そうして、まるで安心させようとするかのように小さく微笑んだ。
どうして・・・
喉の奥から漏れてしまいそうな、嗚咽にも似た低い呻き。それを飲み込んで、ややわざとらしく視線を逸らす。きっとあの人は、また困ったように笑うのだろう。
しようがない子だねぇ。なんてつぶやきながら。
しようがないのは、誰なんですか。なんでこんな時まで、笑うんですか。そんな・・・
そんな、泣きそうな顔をして。
思えばいつだって彼女は、感情を隠すことなんてしない人だった。子供だった自分達に対しても、褒めたり怒ったり、一緒になって笑ったり。ころころと表情を変えて。死を悼んで泣くこともあった。けれど、彼女自身の為に泣いていたことはあっただろうか。
三成の主である豊臣秀吉が織田信長の妹、お市に想いを寄せていたのは誰もが知っていることで、それは彼の妻であるねねにしてみれば、複雑な気持ちだろうに、彼女はそのことについて秀吉を責めるでもなく、ただ少しだけ、寂しそうに笑うのだ。
頑張る。と、笑顔で言う。その言葉がひどく上滑りしているように感じることがあって、けれどそれを言ってしまったら、彼女は崩れてしまうのではないかと・・・
自分がらしくもなく動揺しているのだと、その時になってようやく気付いた。
煩いほどに母親を強調するその人を、決して彼女の望んでいる通りに見ることなど出来ないなどと・・・
それは勿論誰に言うつもりもなく、己自身でも強く否定して。
ただ、切なそうに秀吉の背中を見つめる小さなその背中に一度だけ視線を向けて、何も言わずその場を後にした。
オロチがきっかけでプレイしてみた戦国無双2なんですが、おねね様が可愛くて可愛くて⋯あのスタイルといいポジティブ加減といい(笑)
そんでもって反抗期のごとく冷めてるようで、結局のところ、おねね様にかなわない三成とかがかなりツボだったもので・・・まんまと三ねねにハマった気がしてなりません(苦笑)
この二人は使い勝手もよくて、戦ムソ2でもオロチでも、レベルは上位だったりします。
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