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逆裁4・検事と弁護士
「ガリュー検事って」
おっきなくりくりした目。ピンと主張するように跳ねた前髪。真っ赤なスーツはある人を思い出させるけど、あの人はもう少し落ち着いた赤だったから、彼はどちらかというと、アチラ寄り。かつてのあの男の真っ青なスーツと真逆な赤。本人の気質を表わしているような色。
「何かな?おデコくん」
その言い方、やめてくださいよ。オレ、あんま検事と年違わない筈なんですけど。と、ぶちぶち言いながら、資料を受け取る彼は、これでもかなりの腕利きだ。
「まぁいいや。検事、実は目が悪かったりします?」
おおらかというか、大雑把というか・・・適応力も高いのだろう。こうして資料室で顔を合わせるのも久しぶりだが、ちょこちょこと出入りしているのは目にしていたから、彼は彼なりに、新しい環境で頑張っているらしい。
「ぼくの視力がどうしたの?」
「いや、だって・・・検事、人と話す時、結構顔近づけますよね?」
「そうかな?」
「かなり近いですよ。だから、目が悪いのかなって」
「特に意識したことはないんだけど、もしかして時々おデコくんが引いてるように見えるのって、そのせいかな?」
「まぁ・・・オレはちょっと苦手かな」
結構ズバッと言ってくれる。この胆の座り方は生来のものなのか、彼の新しい師の影響なのか。
「結構苦手な人って、多いと思いますよ」
茜さんも、そうじゃないかな。なんて、それは助け舟なのか、それとも他意はないのか判らないけど。
「ありがとう。参考にしておくよ」
友人の忠告として、素直に受け取っておくことにしよう。
ここからこの前の記事の茜ちゃんとのやりとりに繋がるってことで。
響也は、逆裁4を通して見てみると、かなり強い人だと思うのです。あれだけのことがあって、それこそ不信感とか抱いても仕方ないな。と思ったりもするんですが、それでも人を信じたい。と言い切ってくれそうな気もするのです。
大人げなくて、結構自分の感情にも正直で(愚痴っぽかったりとか)それは御剣や冥ちゃんと比べると子供っぽい。とも言えるかもしれませんが、脳天気だからではなく、それら全てもちゃんと乗り越えて、それでも素直にまっすぐな人だったらいいな。という。
あれ?私結構、響也好きなんだな。と、今思った(笑)
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