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愛、とか。恋、とか。
愛とか恋とか、そんなきれいなもんじゃないんだよ。と、呟いてみる。
眼下に見える派手な着物。屈託のない笑い声。
己が主人とはまた違った意味で、まっすぐで、明るくて・・・
自分はその後ろ。彼等の見えない足元。それがお仕事だもの。別にうらやましいとか思ったりはしないけれど、眩しい。と思うことはある。
執着って、好きじゃないんだよね〜なんて言ってたら、気付いた主人と彼の客人がこちらにおいでと手を振っている。
あのさ、あんたら、俺様のお仕事、判ってる?
なんて、言うだけ無駄なのはもう知ってる。眩しさに眩む目に気付かれないよう、傍に寄って、さりげなく構えて。
嗚呼、なんて因果な商売なんだろ。
「いい恋してるかい?」
なんて、あんたそればっかだね。ウチの旦那も大概、体育会系で拳やら雄叫びやらばかりだけど。
それは失礼な!なんて怒ったフリしたって無駄だよ旦那。それだけでないなら、じゃあおまけに団子もつけたげよう。といえば、まるで子供のように言い包められてしまうのだから仕方ない。ていうか、それでいいの?
俺様忍だからね。そういうのってあんま関係ないの。
そう言えば、じゃあかすがちゃんは?なんていらないコト言ってくれちゃうもんだから、ほら、ウチの旦那が顔色変えてる。バカだなぁ。
からかう前田の風来坊に面白いように翻弄されて、ああ、あんたら本当に一騎当千の侍なんて思えないよ。
「愛とか恋とか、俺様には向いてないのよ」
だって、忍だもの。
嗚呼、旦那、なんだその顔。なんで旦那がそんなおかしな顔するんだろうねぇ。
「でも、人は恋してなんぼだろ?」
夢見過ぎだろ、あんた。大体、あんたのトコは特別だよ。この御時世、惚れた腫れたで一緒になるのは町民や農民で、あんたら侍は、そう簡単にはいかないでしょうに。
「ばっかだなぁ。だからこそ!恋するんじゃねぇか」
ああ、ああ、本当にバカみたいだ。俺とあんたじゃ、そういったものに対する見方がまるっきり違うんだもの。どこまでいっても平行線どころか、どんどんかけ離れていっちまう。
いいんだよ。それで。中国の毛利じゃないけど、俺達は消費されるだけの駒でなきゃいけない。そりゃあ、ね、潤いは欲しいから、かすがちゃんをからかったりはするけども。
多分、あんたが思うような想い方は、出来ないんだよ。
因果なもんだね。何事もナナメにしか見ることが出来なくて、でもだからこそ、役に立つ。
「愛や恋なんて、あんたが言うほど、きれいだったりいいものだったりしないでショ」
まだまだ春はこれから。の旦那にはあまり聞かせたくない言葉だけど、これが本音。
「別に、綺麗だとか、そうは思わないけどなぁ」
どろどろだったり、ぐちゃぐちゃだったり。それでも・・・
やっぱり、人を好いているって、いいじゃないか。
なんて、まっすぐに言うには、俺様は遅すぎたんだろうね。
でもまぁ、だからって、他人の不幸を願うほどには腐ってないつもりだから。
せめてあんた達が、この先もそう思えるのならいいと思うよ。
「自分が好きな人が、自分を好きになってくれたなら、それもいいかもしれないね」
ちょっとだけ、意地悪をして、それで許してやりましょう。
ああ、俺様やっぱり、屈折してるね。
最初から割り切ってしまう佐助と、それでも気持ちにウソはつけない慶次。
からかいなのか本気なのか、佐助がかすがにちょっかい出すのが好きです。
眼下に見える派手な着物。屈託のない笑い声。
己が主人とはまた違った意味で、まっすぐで、明るくて・・・
自分はその後ろ。彼等の見えない足元。それがお仕事だもの。別にうらやましいとか思ったりはしないけれど、眩しい。と思うことはある。
執着って、好きじゃないんだよね〜なんて言ってたら、気付いた主人と彼の客人がこちらにおいでと手を振っている。
あのさ、あんたら、俺様のお仕事、判ってる?
なんて、言うだけ無駄なのはもう知ってる。眩しさに眩む目に気付かれないよう、傍に寄って、さりげなく構えて。
嗚呼、なんて因果な商売なんだろ。
「いい恋してるかい?」
なんて、あんたそればっかだね。ウチの旦那も大概、体育会系で拳やら雄叫びやらばかりだけど。
それは失礼な!なんて怒ったフリしたって無駄だよ旦那。それだけでないなら、じゃあおまけに団子もつけたげよう。といえば、まるで子供のように言い包められてしまうのだから仕方ない。ていうか、それでいいの?
俺様忍だからね。そういうのってあんま関係ないの。
そう言えば、じゃあかすがちゃんは?なんていらないコト言ってくれちゃうもんだから、ほら、ウチの旦那が顔色変えてる。バカだなぁ。
からかう前田の風来坊に面白いように翻弄されて、ああ、あんたら本当に一騎当千の侍なんて思えないよ。
「愛とか恋とか、俺様には向いてないのよ」
だって、忍だもの。
嗚呼、旦那、なんだその顔。なんで旦那がそんなおかしな顔するんだろうねぇ。
「でも、人は恋してなんぼだろ?」
夢見過ぎだろ、あんた。大体、あんたのトコは特別だよ。この御時世、惚れた腫れたで一緒になるのは町民や農民で、あんたら侍は、そう簡単にはいかないでしょうに。
「ばっかだなぁ。だからこそ!恋するんじゃねぇか」
ああ、ああ、本当にバカみたいだ。俺とあんたじゃ、そういったものに対する見方がまるっきり違うんだもの。どこまでいっても平行線どころか、どんどんかけ離れていっちまう。
いいんだよ。それで。中国の毛利じゃないけど、俺達は消費されるだけの駒でなきゃいけない。そりゃあ、ね、潤いは欲しいから、かすがちゃんをからかったりはするけども。
多分、あんたが思うような想い方は、出来ないんだよ。
因果なもんだね。何事もナナメにしか見ることが出来なくて、でもだからこそ、役に立つ。
「愛や恋なんて、あんたが言うほど、きれいだったりいいものだったりしないでショ」
まだまだ春はこれから。の旦那にはあまり聞かせたくない言葉だけど、これが本音。
「別に、綺麗だとか、そうは思わないけどなぁ」
どろどろだったり、ぐちゃぐちゃだったり。それでも・・・
やっぱり、人を好いているって、いいじゃないか。
なんて、まっすぐに言うには、俺様は遅すぎたんだろうね。
でもまぁ、だからって、他人の不幸を願うほどには腐ってないつもりだから。
せめてあんた達が、この先もそう思えるのならいいと思うよ。
「自分が好きな人が、自分を好きになってくれたなら、それもいいかもしれないね」
ちょっとだけ、意地悪をして、それで許してやりましょう。
ああ、俺様やっぱり、屈折してるね。
最初から割り切ってしまう佐助と、それでも気持ちにウソはつけない慶次。
からかいなのか本気なのか、佐助がかすがにちょっかい出すのが好きです。
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